ジーンズ
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デニムのある日常
デニムにはたくさんの魅力がありますが、そのうちの一つが色落ち。
デニムの色落ちは、デニム生地を構成するインディゴに染められた糸が洗濯や摩擦で糸の中心部の色が染まっていな部分の『中白』が見えてくることです。
ここでの色落ちの話は天然染料での染色技法の『枷染め(かせぞめ)』ではなく、一般的なデニムの化学染料での染色技法の『ロープ染色』のお話だよ。
例えばジーンズは洗ったり、履いている時の摩擦によって色落ちします。図1のように洗濯や摩擦によって濃厚のジーンズが少しずつ薄くなっていきます。
色落ち具合はその時々に異なり、風合いも異なります。
一般的に色落ちはデニムの濃い色が薄くなっていくイメージを持ちますが、均一に色落ちするわけではありません。
『濃紺デニム』→『やや濃紺のデニム』→『紺のデニム』のように全体的に同じように色落ちはしません。
履く人の生活習慣や癖があることによって色落ちのばらつきがあるからです。
ある部分はよく色落ちしてある部分は摩擦が少ないから色落ちが少ないというように。それが模様のようにも見えます。
デニム(デニム生地)からつくったパンツであるジーンズの色落ちに名前のついているものがあります。
『ヒゲ』、『ハチノス』、『アタリ』と言って、ヴィンテージジーンズはその色落ちによって価格が変わるほどデニム好きから愛されているんだよ。