セルビッチデニムって何?
セルビッチデニムって何?
セルビッチデニムは、シャトル織機(しょっき)で織られ、セルビッチ加工されたデニム生地のことです。
セルビッチジーンズは、セルビッチデニムで作られたパンツのことです。
呼び方は曖昧で、生地ではなくパンツという意味合いでセルビッチデニムという呼び方もするよ。
セルビッチデニムは、シャトル織機(しょっき)で織られ、セルビッチ加工されたデニム生地と説明しましたが、2つの種別のうちの一つです。
シャトル織機(しょっき)で織られ、セルビッチ加工されたデニム生地を『セルビッチデニム』。
革新織機(かくしんしょっき)で織られたものが『デニム生地』なんだ。
種別 | 特徴 |
---|---|
セルビッチデニム | シャトル織機(しょっき)で織られ、セルビッチ加工されたデニム生地 |
デニム | 革新織機(かくしんしょっき)で織られたデニム生地 |
セルビッチって何?
『セルビッチデニム』は、シャトル織機(しょっき)で織られ、セルビッチ加工されたデニム生地です。
セルビッチ加工の『セルビッチ』とは何か?
『セルビッチ』は、デニム生地の端の部分で、ほつれ止めが施されている部分のことです。
このほつれ止めが施されている部分を『セルビッチ』と呼びます。また別称として『耳』と呼ぶこともあるよ。
『セルビッチ』を、『セルヴィッジ』や『セルビッジ』とも言います。
セルビッチのほつれ止めは、はじめは無色や白糸が主流でした。デニム生地のメーカーであるコーンミルズ社がリーバイス専用に赤い糸をほつれ止めに使い赤糸のセルビッチの人気が出ました。
この人気から、今ではセルビッチと言えば赤糸というイメージになったんだ。
『セルビッチ』を『耳』ともいいますが、デニム用語で『赤耳』があります。
『赤耳』は、デニム生地の端の部分を赤糸でほつれ止めしているジーンズのことだよ。
シャトル織機と革新織機って何?
織り機は、セルビッチデニムを織るシャトル織機(しょっき)とデニム(セルビッチデニム以外)を織る革新織機(かくしんしょっき)があります。
ざっくり言うと歴史の古い織り機がシャトル織機(しょっき)、技術革新が起きて新しい織り機が革新織機(かくしんしょっき)です。
革新織機(かくしんしょっき)でデニム生地を織ることで大量生還が可能になったんだ。
シャトル織機(しょっき)は、別名力織機とも呼ぶ
シャトル織機(しょっき)は世界で生産されていない
革新織機(かくしんしょっき)ができたことでデニム生地の大量生産が可能になる
革新織機(かくしんしょっき)で大量生産が可能になったことでシャトル織機(しょっき)が使われなくなりつつありました。
それが変わったのが、1980年後半からヴィンテージブーム。
廃れつつあったシャトル織機(しょっき)が注目を浴び、当時日本ではシャトル織機(しょっき)が現役であったことからヴィンテージデニム生地を日本で織ることができました。
このことで世界中から日本はデニム生地の生産地として認知されたんだ。